12年度版 国民生活白書での地域通貨に関する記載文
                      
http://www.epa.go.jp/j-j/wp-pl/wp-pl00/hakusho-00-index.html より転載


(相互扶助を促進する時間預託制度や地域通貨)

 第三に、気軽にボランティア活動をしたり、してもらうことができる仕組みについて考えてみよう。ここでは、我が国における時間預託制度と地域通貨の取り組みを紹介する。

 時間預託制度は、ボランティア切符制度とも呼ばれることがある。この制度は、ボランティア活動をした人がボランティア活動を受けた人から、活動時間に応じてお金ではなくボランティア切符を受け取り、活動した時間を貯蓄するものである。将来、自分がボランティアのサービスを必要とする時に、その切符を使いサービスを受けることができる。時間預託制度は、一部の住民参加型在宅福祉サービス団体において、あるときは会員にボランティア活動をし、またあるときは会員からボランティア活動を受けるという、会員同士の相互扶助活動を促進する役割を果たしている。

 地域通貨は、我が国では「エコマネー」と呼ばれることがある。これは、「円」では評価しにくいボランティアのサービスを、地域通貨を媒介としてやりとりすることで、ボランティアの輪を広げていくことを一つの目的としている。地域通貨が循環する一例を表すと、次の図のようになる(第I−2−8図)。






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