(朝日新聞 2003年6月10日)



外来魚500グラム、地域通貨100円に交換 滋賀県


 琵琶湖での外来魚の再放流(リリース)を禁止した条例を4月に施行した滋賀県は9日、釣り上げた外来魚500グラムにつき1枚100円の地域通貨「ノーリリースありがとう券」と交換する事業に7月から試験的に取り組む、と発表した。9月末までに3万枚を発行して計15トンを回収し、魚は肥料などに活用する。

 釣った外来魚を湖周辺の引き換え所に持ち込むと、ありがとう券を渡す。引き換え所と利用店を募集するが、地域通貨発行の実績がある県内のNPO(非営利組織)が支援することになっており、このNPOと協力関係にある県内の飲食店や釣具店など約300店で使えるという。実績を見たうえで、県は本格的に実施する予定だ。

 県は条例施行後、湖岸の公園や緑地、漁港など計46カ所に回収箱や回収いけすを設けた。だが、数が少ないうえ、位置がわかりにくいことなどから、今月初めまでの回収量は約2トンにとどまっている。







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